世田谷城は14世紀後半吉良治家氏が居住したのが始まりだそうです。吉良氏は15世紀後半に関東が乱れると関東官領の上杉氏に関与、小田原北条氏(吉良氏は北条氏)と婚姻関係を結ぶ。
豊臣秀吉が小田原攻略により廃城となりました。江戸城の一部の石垣はここから移設したそうです。
うーん。 戦国時代は先行きわかりません。
ここ世田谷郷土資料館、昔代官屋敷敷地内にあります。この近辺にある豪徳寺は井伊家の菩提寺です。日本史上有名な幕末の大老井伊直弼(いい なおすけ)は、戦国の女城主井伊直虎(いい なおとら)の子孫となります。
直虎が頼った徳川家康は、直虎が連れて来た虎松(直政)を気にかけ、その上重用して行きます。ここで家康の保護を得た井伊家から250年後の幕末に大老井伊直弼が登場することになるわけですから歴史の面白さが凝縮したような話です。
この豪徳寺、鷹狩の帰りに通りかかった彦根藩井伊直孝(井伊直政の次男)に対して、和尚の飼い猫が門前で手招きするような仕草をしていたため寺に立ち寄り休憩した。すると雷雨が降りはじめた。雨に降られずにすんだことを喜んだ直孝は、後日荒れていた豪徳寺を建て直すために多額の寄進をし、豪徳寺は盛り返したという。諸説ありますが、これが招き猫発祥の由来だそうです。